前回、弊社にて抗ウイルス・抗菌・防カビ効果のある「バイオコーティング」の取り扱いについてをお知らせしましたが、今回は抗ウイルスと抗菌について少し詳しくお話しさせて頂きます(^^)
近年コロナウイルスの流行もあり、「抗ウイルス」の製品に注目が集まっていますが、
衛生的に良さそうという印象はありつつも、具体的にどのような特徴があるのか分からない方も
多いのではないでしょうか…
また、「抗菌加工」製品もありますが、よく違いのわからない方もいらっしゃると思います。
■抗ウイルス加工とは
抗菌製品技術協議会(SIAA)は、抗ウイルス加工を以下のように定義しています。
加工されていない製品の表面と比較し、ウイルスの数が100分の1以下(抗ウイルス活性値が2以上であるとき)である場合、その製品に抗ウイルス効果がある
簡単に言えば、製品の表面に付着したウイルスの数を減少させるのが抗ウイルス加工です。
■抗菌加工とは
抗菌加工は、JISによって以下のように定義されています。
加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果がある。
簡単に言えば、細菌が増えにくいようにしているのが、抗菌加工です。
なお、滅菌、殺菌などの似た用語の意味は以下の通りです。
滅菌:微生物を完全に死滅させること
殺菌:最近などの微生物を死滅させること
除菌:ある物質または限られた空間から微生物を除去すること
■抗ウイルスと抗菌の違い
それでは、抗ウイルスと抗菌にはどのような違いがあるのでしょうか?
ウイルスは、細菌の50分の1ほどの大きさしかありません。また、細胞を持つかどうかという違いもあります。
最大の違いは、増殖方法。細菌は栄養源さえあれば自力で増えていくことが可能です。
一方でウイルスは自力で増えることができないので、人などの細胞に入り込んで自分のコピーを作らせ増殖します。
したがって、「抗ウイルス」と「抗菌」の製品では、そもそも対処できるものが異なります。
また、抗ウイルス製品は「ウイルスを減らすと認められたもの」を指すのに対し、抗菌製品は「菌を増えにくくすると認められたもの」を指すのも大きな違いです。
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